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東北中学1年生180名に授業してきました

2024年11月13日 東北中学1年生180名に授業してきました。

実は 私は1985年東北中学校を卒業しました。約40年ぶりに母校で授業ができたことは感無量でした。
授業後 御礼と生徒達からの感想が届き更に 感激しました。

 

 

 

「国民皆歯科検診」が始まります

「国民皆歯科検診」が始まります。

 

国民皆歯科検診の導入は、2025年を目標です。

 

目的:国民の口腔健康を維持し、向上させること
特に高齢化社会における健康管理の重要性を考慮

 

<内容の一部>

①早期発見と治療:定期検診により 歯周病、虫歯などの早期発見~治療が可能。
②全体的な健康の向上:口腔の健康が全身の健康と密接に関連してる
→歯科の健康を保つと全体的な健康状態の向上に繋がる。
③予防意識向上:定期検診を通じて、予防意識が高まり、日常の口腔ケアに対する効果が増加で。
④医療費削減:早期治療により、高額な医療措置が必要になるリスクを減少させることができ、医療費の削減に繋がる。

 

現在、国は具体的な枠組みや運用方法について検討を進めています。

 

 

 

「オーラルフレイル」について 4

<治療>
オーラルフレイルに対しては、まずは「残存歯数維持」が第一です。

 

① 歯周病や虫歯の治療
② 残存歯数が20本以下なら・・・
インプラントで歯数増加
→不可能ならブリッジ、または、義歯で代替治療

 

ちなみに・・平成元年から、厚生労働省と日本歯科医師会は“80歳になっても自分の歯を20本以上残す”ことを目標とした“8020運動”を展開しています。

 

できれば、上下顎10本ずつあれば、ほぼ安心です。
とはいえ、歯だけ20本以上あっても、オーラルフレイルになる方はいます。
もし、オーラルフレイルに罹患した場合、回復希望であれば、改善案を共に取り組みます。

 

口腔機能改善

 

①唾液分泌向上
→あいうべ体操/唾液腺マッサージ/噛む回数増やす(硬い食材で噛む回数増える)

 

②咀嚼・嚥下機能向上→口腔体操

とにかく オーラルフレイルが疑われる症状を感じた場合
→放置せず早めに歯科医院などに相談し、オーラルフレイルを予防することをお勧めします。

 

「オーラルフレイル」について 3

<検査>
残存歯数、咀嚼(そしゃく)能力、舌の動きと力、飲み込み、唾液分泌などの状態の評価をします。
状態が良くない場合には口腔機能低下症という病名で診療します。
7項目の検査があります。

 

①口腔衛生状態不良:舌の動きが思わしくなく、口蓋部を舐められません。

→舌苔付着度から評価。

 

②口腔乾燥:唾液量が少ない。口呼吸などが背景にあります。

→2種類の検査があります。

 

③咬合力の評価

→噛む力の検査。歯の本数の検査から 総合的に判断します。

 

④舌/口唇の運動機能の評価

→「パ・タ・カ・ラ」を言えることが、飲み込み力に比例します。

⑤舌圧の評価
→舌圧の数値化は、分かりやすく 患者さんにも理解しやすいです。
→20kpa 未満は、早急に対応が必要です。

⑥咀嚼機能の評価
→咀嚼できるとは、舌で奥歯の上に食材を乗せる器用さ+噛む力など大切です。

⑦嚥下機能の自覚は?
→数値化できても そもそも どのくらい自覚できているのか?

 国としては「低栄養」注意と、言いたい。
しかし、低栄養が分かる事は、後から分かる話。
(肺炎を起こしたり、体重が減少したり・・)

 

ご家族、施設スタッフには、低栄養のリスクよりも
私は「窒息」リスクを重視することを強調します。
なかなか、目の前で「窒息」した方を助けることは、
難しいですよ。

「オーラルフレイル」について 2

<症状>
オーラルフレイルでは、物を噛んだり飲み込んだりする機能が徐々に低下します。
①食べこぼし
②嚥下時のわずかなむせ
③噛めない食品の増加
④滑舌の悪化

食欲低下、食べられる食材が減少するなどの状態を引き起こします。
 
オーラルフレイルの状態に陥ると、人生の大きな楽しみのひとつである
「食事」への満足度が低下したり、他者との交流が不自由になるため
精神面で大きなダメージを受けることも少なくありません。

活動性の低下

さらなる口腔機能の低下・食事量の低下

低栄養状態につながります