審美治療・ホワイトニング
白く美しい口元に。歯科技工士が立ち会う精度の高い審美治療
自信をもって笑顔を見せられる口元は、人生の喜びにつながります。当院の審美治療は、気兼ねなく笑えるようになることを最優先に考えた治療を行っています。歯だけでなくお口全体を診て、バランスの整った美しい口元を作るお手伝いをいたします。
ただ白いだけの歯は作りません
何も考えず白さだけを追求して作った歯は、少し離れて見るととても不自然なもの。本当に美しい歯とは、周囲の歯との色や質感のバランス、口元や肌の色との調和など、全体のバランスを考えて作られなければなりません。
当院では、診療室に歯科技工士を同席させて一緒に患者さんのお口やお口の模型を見ながら、色味、形、周りの歯とのバランスを考えた詰め物や被せ物を製作します。
口腔内スキャナーTRIOS3を導入
当院では印象採得(歯の型採り)をデジタル化する口腔内スキャナー「TRIOS3」を導入しています。従来の型採りは粘土のような柔らかい物を練って口の中で固めていました。このTRIOS3は光学印象といって、先端についたカメラで患者さんのお口の中を直接撮影して、3Dデータとしてデジタル化します。
口の中に入れている時間が短く、高速で簡単に精度が高い型採りができ、より正確な被せ物が作れます。
<メリット>
- 精度の高い3Dデータが得られる
- PC上で治療後の歯並びのシミュレーションが可能
- 印象採得と異なり硬化待ちの時間がなく短くて済む
- 嘔吐感から解放される
- CTやレントゲンと異なり放射線の心配がない
主な詰め物・被せ物
ジルコニアセラミック(陶器と人工ダイヤモンド)
セラミックの内面にジルコニアを使用しています。強度が高いので奥歯やブリッジなどに使います。見た目が美しく審美的にとても優れており、一番天然の歯に近い材料です。金属を使っていないのでアレルギーになりません。
メタルボンド(陶器と金属)
セラミックの内側に金属を使用しているので、耐久性に優れています。自然な白さを再現できるので、長年使われている実績があります。より美しさと安全性を重視する場合は、ゴールドで裏打ちしたメタルボンドもあります。
ハイブリッドセラミック(陶器とプラスチック)
セラミックとレジンを混ぜ合わせた素材でできています。天然の歯と同じ柔らかさのため、周囲の健康な歯を傷めにくい特徴があります。お手頃な費用ですが、混合材料のため透明感は少ないです。ジルコニア・メタルボンドに比べて、審美性・耐久性は劣ります。
ラミネートベニア
歯の表面を削って薄いセラミックを貼りつけます。目立つ歯である上顎の前歯によく使用します。短期間で簡単につけられますが、元の歯を削って貼りつけるため、よく検討することをお勧めします。
ホワイトニング
煙草や茶渋などで色がついたり、加齢や遺伝の影響で黄ばんだ歯に対して、削るのではなく薬品の力で白さを取り戻す審美歯科治療です。
色を塗るわけではなく、歯の表面にホワイトニング剤を塗って黄ばみや色素を分解することで白さを加えるため、自然の白さに近づけることができます。
オフィス・ホワイトニング
通院していただき、歯科医院の設備を使って行うホワイトニングの方法です。歯の表面を掃除してから、過酸化水素水が含まれた薬剤を塗ります。その後薬剤をレーザーで歯に浸透させていきます。強力な薬剤を使うため、短時間で白さを増すことができます。
オフィス・ホワイトニングのメリット・デメリット
<メリット>
- 1回の施術でホワイトニング効果が得られやすい
- 有資格者が施術するので、仕上がりが美しい
- 施術中にトラブルが生じても適切な処置を施してもらえる
<デメリット>
- 比較的後戻りが起きやすい
- 濃度の高い薬剤を使用するので、痛みを感じたりしみたりすることがある
ホーム・ホワイトニング
ホワイトニングキットを使ってご自宅で行うホワイトニングの方法です。ご自身のタイミングで手軽にホワイトニングができます。オフィス・ホワイトニングに比べると薬剤が薄いため、白くなるまで時間がかかりますが、時間をかけて漂白するため後戻りしにくくなります。
ホーム・ホワイトニングのメリット・デメリット
<メリット>
- 場所や時間を選ばずにホワイトニングができる
- 低濃度の薬剤で安全性が高い
- 通院回数が減らせる
<デメリット>
- 即効性はないので、歯が白くなったと実感できるまで2週間程度かかる
- 1回につき2時間程度マウスピースを装着する必要がある
補綴前のホワイトニング
補綴治療とホワイトニングを併用した治療をご希望される場合、まずホワイトニングを行ってから補綴治療を開始します。ホワイトニングが完了した歯の色に合わせて補綴物を作ることで、色の差異を極力少なくすることができるからです。
また最初にホワイトニングを行っておけば、ラミネートベニアやその他の修復・補綴治療も選択肢に含めた治療計画を立案することが可能です。