メインテナンス
治療後のケアを重視。定期的(1~3ヶ月に一度)クリーニングをお勧めします
治療が終了してからが本当のお付き合いの始まりです。定期的なクリーニングを通して、一生涯健康な歯を維持しましょう。

むし歯や歯周病の治療でお口の中を健康な状態に回復しても、きちんと管理しなければまた同じ部分が病気にかかってしまう可能性があります。さらに何度も治療を繰り返すことで、いつか歯を失ってしまう恐れもあります。
せっかく時間と治療費をかけて健康な状態を取り戻したのですから、一生涯その状態を保てるよう心がけていただきたいと思います。歯科医院の本来の役割はむし歯を治すことではなく、皆さんのお口の健康を守るためのサポートであると当院は考えています。
当院では「お口の健康を保つプロ」である、歯科衛生士による定期クリーニングを行っています。メンテナンスを定期的に受けて、健康なお口の状態を保ちましょう。
当院は長岡市で唯一のGBT認定クリニックです
GBT認定クリニックとは、むし歯や歯周病予防の先進国(スイス)にあるEMS社による認定制度です。GBTシステムの理念を深く理解し、正しい技術を持つクリニックのみに与えられる資格です。当院は新潟県長岡市で初のGBT認定クリニックになりました。

SDAエキスパート歯科衛生士が3名在籍しています
EMS社と提携しているSDAセミナーを受講し、SDAエキスパート歯科衛生士試験に当院から3名合格しています。最新の知識をアップデートし、他院では味わえない医療提供を日々メインテナンスに活用しています。
- スピーディー
- 低侵襲(歯にダメージを与えず)
- 快適
- 効果的(健康な歯、歯ぐきの維持)
GBTとは?


GBTは、お口のバイオフィルム(細菌の塊)を効果的に除去し、歯周病やむし歯を予防する新しい予防システムです。従来の方法よりも患者さんに優しく、より確実に汚れを取り除きます。
予防歯科先進国スウェーデンでも採用当院は中越地区初GBT認定クリニックです。エアプロフィラキシーマスター(スイス製)を使用しています。
●GBTの特徴
- バイオフィルムと早期歯石を簡単に除去できる
- 従来のクリーニングより、低侵襲で安全に行える
- 痛みが少なく快適でむし歯・歯周病予防に効果的
- 歯の表面に傷をつけずにクリーニングできる
※従来のクリーニングでは、微細な傷ができることがありました。その微細な傷はお口の細菌の温床になります。GBTはエナメル質や根っこの周りも傷をつけずダメージを抑えて効果的に除去できます。
●GBTの利点
- 高い清掃効果が期待できる
被せ物の周りや歯周など、歯ブラシで磨きにくい部分の汚れもしっかりと落とします。歯列矯正中の方は、装置と歯の間もきれいにできるでしょう。 - 短期間で汚れを取り除ける
非常に細かい粒子が広範囲にジェット噴射されるので、短時間で汚れを落とすことが可能です。 - 口腔内を傷つけにくい
歯科クリーニングでは「超音波スケーラー」という器具が用いられることもありますが、歯を傷つける可能性が懸念されています。その点エアフローであれば、歯や詰め物の周りなどを傷つけず清掃できます。 - 着色汚れに高い効果を発揮する
ヤニや茶渋が原因に着色汚れにも、高い効果を発揮します。ブラッシングでは落とせない汚れも、あっという間にきれいになるでしょう。
●歯石除去は重視しない理由
歯石があるからといっていきなり歯石を除去する方法では、一時的には治ったと思いがちですがすぐに歯石はつきます。また、歯根を傷つけてしまうため術後の痛みにつながるだけでなく、歯周組織が本来持っている治療する力を失う場合もあります。
そのため患者さんのセルフケアに合わせた治療プランを立てる必要があります。これがオーダーメイドの歯周治療です。
当院の歯周病はバイオフィルムに着目した治療方法GBT(バイオフィルム療法)を行っています。極力歯を残し、痛みを伴う治療を行わずに歯周治療を提案します。
●当院でGBTを受けると
- むし歯の早期発見が可能になる
- 歯がツルツルになり、すっきり爽快
- 自信を持って笑えるきれいな歯へ
●GBTに使用するエアフローが使えない場合
- 喘息がある
- 呼吸器、肺疾患がある
※詳しくはスタッフにご相談ください。
写真で見るGBT


バイオフィルムとは?

バイオフィルムとは、粘性のある細菌膜のことで、歯の表面に付着し、簡単には剥がれません。この膜には、細菌が多く潜んでおり、むし歯や歯周病の原因となります。
口腔内の細菌の数を減らすためには歯に付着した細菌を取り除く口腔ケアが重要とされるため、GBTは、お口のなかの健康はもちろん、全身の健康のためにも有効です。
GBTの流れ
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STEP1口腔内の診査
洗口液によるうがいで余分な汚れを落としてから、歯・歯茎・インプラントやその周囲組織の状態を診査診断します。
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STEP2バイオフィルムの染め出し
特殊な染め出し液を塗布して、バイオフィルムを可視化します。これにより、除去すべき部分が明確になります。
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STEP3汚れの確認と口腔ケアの動機づけ
口腔内の汚れの状態を確認しながら、バイオフィルムや歯周病のリスクについて情報提供を行い、口腔衛生の重要性を患者さんに理解してもらいます。衛生を保つためのケアについて説明を行います。
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STEP4エアフロー
エアフロー装置を使用して、染色されたバイオフィルムを優しくかつ効果的に除去します。エアフロー装置は、エア、ウォーター、および微細なパウダーを高速で噴霧することで、歯面からバイオフィルムを取り除きます。
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STEP5ペリオフロー
ペリオフローノズルを装着し、歯周ポケット奥深くの歯の根やインプラントの周辺に付着した汚れまで徹底的に洗浄します。
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STEP6残ったバイオフィルムを除去
ピエゾン、PSチップという器具で、エアフローやペリオフローで取りきれなかったバイオフィルムを除去していきます。
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STEP7指差し確認
バイオフィルム・着色汚れ・歯石の取り残しがないかしっかり指差し確認します。キレイになった歯面を守るためフッ素を塗布して終了です。
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STEP8定期検診のご予約
患者さんの口腔内の健康を維持するためのメインテナンスプランを立てます。日常的なセルフケアに加え、歯科医院でしか除去できないバイオフィルムなどの汚れを定期的に取り除くことが大切です。